上記で述べた通り、不正癒合の場合は後遺障害等級認定の可能性が相応にありますが、骨折部分の癒合が良好である場合は等級認定可能性が低くなるかと思います。しかし、癒合が良好であるにもかかわらず、癒合後も患部の痛みや痺れの残存を訴える方はいます。骨折部周辺の神経等が骨折に伴い損傷したことで痛み・痺れが生じている可能性があります。もっとも、このことを証明できなければ後遺障害として等級認定される可能性は低くなるかと思います。
骨癒合に問題がないのに痛み等が残存するような場合に備えての神経損傷の有無を調べる趣旨です。
医師から積極的に勧められる検査ではないと思いますので自らお願いを医師にする必要があります。大学病院等の大きい病院でしか実施できないと思いますので紹介状をもらって対応することになります。